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アジアンテイストを取り入れて私流の生活を楽しみましょう。


by twister203

2006年 05月 09日 ( 1 )

 昨日の記事にコメントを下さった方が、「単なる手芸ではない」と仰っていましたが、まさにその通り!決して芸術や趣味などの嗜好品ではなく、昔の女性にとっては家事の一部だったのではないでしょうか?
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 テレビドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」の中で敵役の「崔尚宮(チェサングン)」という女官の「わが一族の為に」という台詞が何度も出てきますが、李氏朝鮮時代の女性たちの典型的な生き方を表現している言葉だと思います。男尊女卑の厳しい当時、女性には個人的自由は許されず、その存在価値は家を守ることのみにありました。趣味なんてとんでもないですね。そんな辛い生活の中で、ポジャギを作ることは彼女たちにとっては癒しであり、数少ない自己表現の手段であったのかもしれません。ポジャギが私たちの心を惹きつけるのは、そんな女性たちの息吹を感じているのでしょうか・・・・・



e0084071_023813.jpg 現在、韓国も日本も自立して自由に生きる女性は増えました。「一族の為に」人格が無視されるなんて遠い過去のものかもしれません。しかし男女平等、社会的に重責を担い、違った形で辛い立場にある女性も多いのではないでしょうか。美しいポジャギはそんな現代女性たちをきっと慰めてくれることでしょう。


 「美しいものは人の心を素直にする」と私は思っています。



P.S. 以前ベストセラーになった李圭泰氏(元朝鮮日報論説委員)の著書「韓国人の情緒構造」には昔の韓国女性のにまつわることわざがいくつか出てきます。

e0084071_025962.jpg「涙で三着チマをすり減らしてこそ嫁入り暮らしの悲しみが去る」
 どんなに辛くても人前で涙を見せることが許されなかった昔の女性たちは、隠れてチマ(スカート)で顔を覆って忍び泣いていたそうです。

「嫁いびりは赤ん坊の尻を見れば分かる」
 家族の中で弱い立場の嫁は、どんなに姑にいびられても文句一つ言えないので、赤ん坊のお尻をつねって、泣かせて、自分の悲しみを代理泣きさせることで、鬱憤を晴らしていたそうです。




江戸時代の日本社会も男尊女卑ですが、韓国はもっと厳しかったのかしら・・・・

 
by twister203 | 2006-05-09 01:51 | アジア文化紹介