韓国古刺繍とポジャギ展に行ってきました。
2006年 02月 09日
開催日 : 2006年2月2日(木)~2月26日(日)
場所 : 美術館「えき」KYOTO(JR京都伊勢丹7階)
昨年ソウルに行った時には休館日で訪れる事が出来なかった「韓国刺繍博物館」。そのコレクションがあちらの方からいらして下さったので、早速行って参りました。平日にも関わらず想像以上の来場者数に韓流の影響力をあらためて感じました。アンテイ-クのポジャギと刺繍を中心に花嫁衣裳や小物に至るまで、ほとんどがガラスケースの中ではなく、間近に見ることが出来たので細かい縫い目や細い糸どうしの微妙な配色まで十分に楽しむことが出来ました。
最盛期(朝鮮王朝末)のものは洗練されて細工も繊細ですが、どこか大らかで可愛らしさを感じました。たとえ宮中で使われていた作品でも、中国のものほど威圧的ではなく、日本のものほど気取っていない、「お転婆なお姫様(?)」とでも表現しましょうか・・・ 男尊女卑の社会で生きた女性たちの自由への叫びなのかもしれません。
東アジア三国の他の国にはないもっとも韓国らしい面をを十分に楽しむことが出来るコレクションですので「韓流ファン」の方は必見です。
出展作品のハガキセット
P.S.
以前に韓国刺繍のレッスンに参加したときの材料です。実際に刺繍をするときよりも左の写真のように当て布をして木枠に固定させる作業の方が大変でした。右の刺繍糸ですが、韓国内においても数が少なくて入手が難しいそうです。出来上がった作品は機会があればご披露しますね。
by twister203
| 2006-02-09 20:10
| アジア文化紹介