アジアンテイストを取り入れて私流の生活を楽しみましょう。


by twister203
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2006年 11月 28日 ( 1 )

 三日目はいよいよ今回のメイン、陶芸の里「利川」への小旅行です。初めは一人で行くつもりでしたが、韓国に留学経験のある友人の話を聞くと難しそうなので、ツアーに申し込みました。ガイドのMさんは流暢な日本語を話されてとても温厚な紳士なので、話が弾んで色々と勉強することが出来ました。

<水原華城(スウオンファソン)>

e0084071_374277.jpg 利川へ行く前に立ち寄りました。世界遺産にも指定されている美しい城郭の町です。18世紀に李氏朝鮮第22代王 正祖が父のお墓のあるこの地に遷都計画をして築いたお城です。かなり父親思いの王様だったようですね。残念ながら遷都は実現しなかったようです。
 










e0084071_392172.jpg 遠目には、ヨーロッパの「ブルグ(城砦都市)」のように見え、近くで城壁を見ると日本の城ととても似て、とても不思議な印象を受けました。築城時に日本も含めて広く海外の技術を取り入れたとのこと。建物も素晴らしいのですが、もっとも価値があるのは建設に関わった人達、現場の職人含めて、全員の名前が記録されていることです。現代ならいざ知らず、身分社会では異例なことでしょう。
 10月には正祖時代の行列が再現されるお祭りがあり、とても華麗だそうです。一度行ってみたいですね。
 


 <利川陶芸村> 


e0084071_313395.jpg 陶芸の村特有の のどかで自然豊かな村でした。見学前に昼食に石焼ビビンバを頂きました。利川は米所としても有名です。やはり水がきれいだからでしょうね。とても美味しかったです。











e0084071_316389.jpg 昼食後は高麗青磁の陶芸家として有名な 金福漢氏の「漢青窯」の工房見学です。氏は高麗青磁の復興者として有名な柳海剛氏(故人)の一番弟子であり、日本各地でも個展や展示会を開催されています。この日はご子息の実演を拝見することが出来ました。
 工房の横にはショップが併設されていて、手頃な値段の作品も沢山あります。写真は購入品です。

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e0084071_321057.jpg いよいよ「海剛陶磁美術館」と工房へ。柳氏の作品だけでなく、韓国陶芸史に従ってアンテイークも展示されているので、陶磁器ファンには必見の場所です。工房内の現在公開されていませんでしたが、外の登り窯は見ることが出来ました。
 柳海剛氏は李氏朝鮮末期には絶滅状態であった高麗青磁を現代に蘇らせた功労者です。今ではみやげ物屋の棚に当然のごとく並んでいる青磁ですが、復興には柳氏の血のにじむような努力があればこそです。利川も氏が青磁に相応しい良質の土を求めて韓国中を探し回り、やっとたどり着いた土地なのです。
 「Suツkara 1月号」でも紹介されていた 浅川伯教・巧兄弟は柳氏を啓蒙した日本人です。日帝時代の暗黒の朝鮮社会で地元民の立場に立ち、心から朝鮮工芸品を敬愛していた日本人との交流が青磁復興に深く関わっていたこと、日韓両国民共に知っておきたい歴史ですね。







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 お天気が良かったことと、キムチ漬けの季節のために道路は渋滞でした。通常だと2時間で帰ることが出来るのですが、結局4時間かかりました。私はボーっと乗っているだけですが、Mさんは運転されていてお疲れでしょうに、私を気遣って下さって本当に有難い事です。会話の話題も韓流スターから、料理、社会問題まで幅広くて、勉強になりました。お蔭様で、本当に有意義な1日でした。

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by twister203 | 2006-11-28 23:41 | アジア文化紹介