ノーブルな女性たち
2006年 08月 15日
今日は終戦記念日です。テレビでは澤田美樹さんの一生を描いたドラマが放映されていましたので、この時代に生きた三人の女性から感じることを少し。
澤田 美樹 : ドラマの通り、旧三菱財閥令嬢、外交官婦人。戦後、アメリカ人との日本人女性との間に生まれた子供たちのための孤児院「エリザベス・サンダースホーム」を設立。
愛親覚羅 浩 : 公家華族令嬢。日本の満州占領の国策のために旧満州国皇族と結婚。戦後は中国国内を流転、夫との長期間の別離などの苦難の末、北京に夫と共に安住の地を得る。夫の溥傑氏は日中国交回復にも尽力。 以前の関連記事
李 方子 : 旧宮家出身。日韓併合の国策のために李王家の皇太子と結婚。戦後は反日感情 の強い韓国内で福祉活動に従事。
簡単ですが、この女性たちに共通しているのは、上流階級の出身で、現代風に表現するとまさしく「セレブ」であること。しかし注目すべき共通点は、終戦後から彼女たちにとっての本当の戦いが始まり、どんな困難にも毅然として生きたことではないでしょうか?そして社会のために自分の人生を捧げたこと。イギリスでは「ノーブレスオブリージュ(貴きものは義務を負う)」と言って、地位や財産があるものは恵まれた自身の立場を社会のために生かす義務がある、という考え方があります。
一流品で着飾り、華やかなパーテイーに出かける、それはノーブルな生活、セレブの条件かもしれません。しかし日・韓・中のそれぞれの地で信念を貫いたこの3人の女性の生き方を思う時、本当にノーブルな事とは何かを強く感じずにはいられません。
澤田 美樹 : ドラマの通り、旧三菱財閥令嬢、外交官婦人。戦後、アメリカ人との日本人女性との間に生まれた子供たちのための孤児院「エリザベス・サンダースホーム」を設立。
愛親覚羅 浩 : 公家華族令嬢。日本の満州占領の国策のために旧満州国皇族と結婚。戦後は中国国内を流転、夫との長期間の別離などの苦難の末、北京に夫と共に安住の地を得る。夫の溥傑氏は日中国交回復にも尽力。 以前の関連記事
李 方子 : 旧宮家出身。日韓併合の国策のために李王家の皇太子と結婚。戦後は反日感情 の強い韓国内で福祉活動に従事。
簡単ですが、この女性たちに共通しているのは、上流階級の出身で、現代風に表現するとまさしく「セレブ」であること。しかし注目すべき共通点は、終戦後から彼女たちにとっての本当の戦いが始まり、どんな困難にも毅然として生きたことではないでしょうか?そして社会のために自分の人生を捧げたこと。イギリスでは「ノーブレスオブリージュ(貴きものは義務を負う)」と言って、地位や財産があるものは恵まれた自身の立場を社会のために生かす義務がある、という考え方があります。
一流品で着飾り、華やかなパーテイーに出かける、それはノーブルな生活、セレブの条件かもしれません。しかし日・韓・中のそれぞれの地で信念を貫いたこの3人の女性の生き方を思う時、本当にノーブルな事とは何かを強く感じずにはいられません。
by twister203
| 2006-08-15 23:09
| 東アジアン日記