桜の話 ー 気もそぞろになる季節です ー
2006年 03月 27日
今日3月27日は「日本さくらの会」によって定められた「さくらの日」だそうです。
生活が洋風化した現代社会でも、この季節になると誰もが桜便りが気になりますね。日本の国花だからではなく、誰もが惹かれる花だから国花に選ばれたのでしょう。
桜は不思議な花と思います。優美なお姫様のようであり、猛々しい武士のようでもあり。人を優しく見守る女神のようであり、人を狂わせる悪魔のようでもあり。こんなに相反する面を多く併せ持つ花を私は他には知りません。
昔から多くの人たちが桜への思いを和歌や詩に詠んできました。その中で私が一番印象に残った和歌です。
行きくれて木の下かげを宿とせば花やこよひの主(あるじ)ならまし
平忠度(平家物語)
旅をゆくうち日が暮れてしまいそうだ。桜の木陰を宿とすれば、花が今夜のあるじということになるのだなあ。
平忠度は平家方の武将で、一の谷の戦で討ち死にしました。彼の鎧の内側にはこの和歌が書き付けられていたそうです。戦の最中に風流なjことですが、私には死を覚悟した人間の心の奥底からの叫びのようにも感じます。
堅いお話はこのくらいにしてこの季節を楽しむアイデアをご紹介いたします。
おめでたい席では定番の桜茶です。日本の花茶ですね。炊き上がったご飯に混ぜても素敵です。
お花見の時に気軽にいかがでしょうか。
近所の公園の桜の枝です。今週末には・・・・
生活が洋風化した現代社会でも、この季節になると誰もが桜便りが気になりますね。日本の国花だからではなく、誰もが惹かれる花だから国花に選ばれたのでしょう。
桜は不思議な花と思います。優美なお姫様のようであり、猛々しい武士のようでもあり。人を優しく見守る女神のようであり、人を狂わせる悪魔のようでもあり。こんなに相反する面を多く併せ持つ花を私は他には知りません。
昔から多くの人たちが桜への思いを和歌や詩に詠んできました。その中で私が一番印象に残った和歌です。
行きくれて木の下かげを宿とせば花やこよひの主(あるじ)ならまし
平忠度(平家物語)
旅をゆくうち日が暮れてしまいそうだ。桜の木陰を宿とすれば、花が今夜のあるじということになるのだなあ。
平忠度は平家方の武将で、一の谷の戦で討ち死にしました。彼の鎧の内側にはこの和歌が書き付けられていたそうです。戦の最中に風流なjことですが、私には死を覚悟した人間の心の奥底からの叫びのようにも感じます。
堅いお話はこのくらいにしてこの季節を楽しむアイデアをご紹介いたします。
おめでたい席では定番の桜茶です。日本の花茶ですね。炊き上がったご飯に混ぜても素敵です。
お花見の時に気軽にいかがでしょうか。
近所の公園の桜の枝です。今週末には・・・・
by twister203
| 2006-03-27 21:18
| アジア文化紹介