アジアンテイストを取り入れて私流の生活を楽しみましょう。


by twister203
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

中国陶磁器のお話  ー 曜変天目茶碗 -

 お茶との関わりのためか日本で一番人気のある中国陶磁器は「曜変天目茶碗」でしょう。この「曜変効果」は自然現象で出来たもので、いまだにその謎は解明されていません。世界で現存するのはたった3点のみで、その全てが日本にあります。12-13世紀の中国で作られ、その故郷では忘れられた存在というのに、日本では「国宝」として高い評価を得ています。
e0084071_225239100.jpg


稲葉天目(写真上) : 静嘉堂文庫美術館蔵。曜変天目と言えばこのお茶碗が真っ先に挙げられるでしょう。以前に公開された時、私は朝6時の新幹線に飛び乗って見に行きました。高さ10cmもない小さなお茶碗が太陽の光を浴びて輝く姿が神々しかったのを覚えています。来館者の中で高齢のご婦人が「又、このお茶碗を見ることが出来て、生きていて良かったわー」と仰っていました。

水戸天目(写真下) : 藤田美術館蔵(大阪) 。一見地味なのですが、じっくりと眺めていると引き込まれていくようです。個人的には私は一番好きな天目茶碗です。


e0084071_23314561.jpg
上の2品を見て2,3年経ってやっとお目にかかることが出来たのが、この「龍光院蔵」のものです。先の2品よりさらに地味なのですが、深みがあってこの茶碗を一番高く評価されている方も多いようです。




 常設展示ではなく、数年に1回しか公開されない「曜変天目茶碗」。いずれも素晴らしい作品なので、機会あれば是非鑑賞されることをお勧めします。

[PR]
by twister203 | 2006-03-18 22:38 | アジア文化紹介